
アマチュアの芸術団体が申請できる補助金制度について
あまり知られていませんが、芸術エンタメ補助金を申請することができるのは
プロの団体や法人だけではありません。
プロとして芸術活動を生業としていない、いわゆるアマチュアの方たちも
申請し補助を受けることができる機会があります。
今回のコラムでは、アマチュア芸術団体が申請できる補助制度についてご紹介します。
本記事はpart1ということで 毎年定期で募集がある代表的なアマチュア芸術団体助成制度をご紹介します。
1.芸術文化振興基金助成事業
芸術エンタメ補助金としてはメジャーな芸術文化振興基金
管轄するのは独立行政法人 日本芸術文化振興会 の補助制度です。
プロ向けの助成制度としては認知度が高いですが、アマチュアでも申請が可能であるということは
あまり知られていません。
助成金交付額は1団体につき最大200万円と、アマチュア向けの助成制度としてはかなり大きな金額です。
実際の採択事例
どんなアマチュア団体の活動が採択されているのか、実際の採択事例をもとにピックアップしました。
・第20回定期演奏会 といった継続的に行なっている芸術活動も数多く採択されていました。
・ジュニアオーケストラ の採択事例も複数あります。
・プロとアマチュアが混じった活動として講師と生徒が一緒に作る舞台 の採択もありました。
・その他、市民ミュージカルの会/市民楽団/地元の古民家を使った地域演劇公演
など地域性がある企画の採択も見受けられました
・全国高等学校演劇協議会 といった教育に関連する団体の採択もありました。
・被災地復興をテーマにしたチャリティー要素のある演奏会 の採択事例もあります。
他の補助制度では珍しい、コンクール形式や作品発表活動の採択事例もあるのが、
この助成制度の特徴と言えます。
参照 : 2023年度 日本芸術文化振興会 アマチュア等の文化団体活動https://www.ntj.jac.go.jp/subsidy/2023/81516/81646
審査のポイント
アマチュアであっても、補助金の審査項目はプロとほぼ同様であり、
以下のように設定されていることが多いです。
・活動の目的及び内容が助成の趣旨に合致していること
・活動計画から助成の趣旨を実現することが可能であること
・当該団体及び当該活動の今後の発展に期待が持てること
特に、助成の趣旨への合致と計画性については重要度が高いと言えます。
詳細が気になる方は、↓以下公式サイトURLから最新の募集がないかチェックしてみてください!https://www.ntj.jac.go.jp/kikin